
レオタードの逆襲--新体操教室を盗撮して、捕まっちゃった男のあわれな末路--【近未來の記事】のつづき★
夏休みとはいえ、平日の施設利用者は、そのほとんどが女性だった。
この施設自体は、べつに「女性専用」というわけではない。
しかし、近くに有名な女子体育大学と、その附属女子校のキャンパスがあり、 なんとなく男一人で近づくのが憚られる雰囲気があるのは確かだった。
新体操教室の練習を盗撮したことがバレて、女性たちに取り押さえられた俺は、「この場で恥ずかしいお仕置きを受けるか、 それとも女権委員会に送られるか」好きな方を選ぶように告げられる。
もちろん、“男として最もおそろしい運命”が待ち受けている女権委員会を選ぶ男などいるわけもない。
女性たちの手で、恥ずかしいお仕置きが決定された。
(このように、女権委員会送りを免れることと引き換えに、女性たちから凄惨な私刑を受ける事例が、このところ増えているのであった)
女子体育大から来ている運動神経抜群のインストラクターが、しっかりと俺の脇をかかえ込んだ。
新体操教室の母親たちは、これから“恥ずかしいお仕置き”が始まることを、対面のコートで練習している女子バレーボールや、 隣のエアロビクス、さらにジョギングから帰って来たばかりの女子ソフトボールにまで、わざわざ声をかけて知らせた。
女子ソフトボールは、玄関ロビーに集合していた女子弓道部に知らせ、弓道部女子は、剣道部女子を呼びに行った。
「おいっ!!関係ないやつは、出て行けよ!!」
俺がせいいっぱい声を張り上げて抗議すると、
「みんなー!来てご覧なさい。いいものを見せてあげるわ!!」
「みんな、集合して!!」
負けじとばかり、30代、40代の母親たちが、かん高い声を上げた。
こうなると、もはやお祭り騒ぎである。
“ちかん・セクハラ110番”から来た2人の女警官が、「もう閉めるわよ!」 「当分のあいだ、男は立ち入り禁止!!」 などと叫びながら、 体育館の通用口を閉ざした。
スライド式のドアが閉まる直前に、剣道部女子が数人なだれ込んだ。
彼女たちは手に竹刀を持っていた。
「チカン、捕まえたんだって!」
剣道部の主将と思われる、体格の良い女子が言った。
「ついに捕まえたわよ」
すらりとした長身美人の弓道部長が、練習着姿の女子部員たちを代表して言った。
「わたしたちの部室から、着替えを盗んだの、あんたね」
「そ、それは僕じゃない!!」
「どうだか」
「この男に決まってるわよ」
「本当に、俺じゃないって!!信じてくれ!!」
その瞬間、弓道部員の強烈なビンタがさく裂した。
「なにするんだ!!おれは・・・・」
俺に言う暇を与えずに、今度は女子剣道部員がビンタ。
ものすごい力なので、俺が顔面を押さえて、その場でうずくまってしまうと、剣道部の大柄な主将は俺のえり首をつかみ、
「それじゃ、道場に行こうか」
「あんたが自分の罪を認めるまで、あたしらで、徹底的にしごいてやるよ」
女子剣道部と弓道部の7人が、俺を引きずって、歩きだした。
「助けてくれ!!」
新体操教室の母親たちが、剣道部と弓道部の前に立ちふさがった。もちろん、俺を助けるためなどではない。
「ちょっと!捕まえたのは、わたしたち桜クラブですからね」
「わたしたちの方が先よ!」
同じトレーニングルームということで、女子バレーボールとエアロビクスの女たちが、桜クラブに同調した。
「・・・・いいわ。それじゃ、そっちが終わったら、この男の身柄は、あたしらがもらって行くよ」
剣道部主将が言った。
「おい、お前、あとで、たっぷり、いたぶってやるから、楽しみにしてなよ!」
大柄な彼女が、俺の尻を蹴とばした。
俺はもんどりうって、桜クラブの女たちの前に倒れる。
「フフ、そっち行くまで、もつかしらねーえ」
「ほーら、立ちなさい」
新体操教室と女子バレー部の母親が、協力して俺を立ち上がらせた。
「お前ら・・俺を、どうする気だ・・・」
「あら、言わなかったっけ?女権委員会に行く代わりに、わたしたちの手で、お仕置きをするのよ」
「ふふふ、“恥ずかしい”お仕置きだけどね」
「・・・それにしても、ずいぶんたくさん集まったわねぇ・・・」
バレーボールの中心人物と思われる、ジャージを着た、身長170センチoverの女が、全体を見渡して言った。
彼女のバレーチームは、小・中学の娘たちと、母親の混成で7人。
新体操教室は、母4人、娘6人、女子大生インストラクターの計11人。
エアロビクスは、近所の主婦やOLで5人。
ソフトボールは、中1から中3までの女子で10人。
女子大のバドミントン4人。卓球部が3人。
弓道部4人、剣道部3人。

「こんなに大勢見ている前で、かわいそうよねえ」
桜クラブの母親が、嗜虐的な笑みを浮かべて言った。ちっとも“かわいそう”なんて思っていないことは明らかだった。
「この施設全体の女が集まってるんじゃない」
女子大生インストラクターが、俺のえり首をつかんだ。
「覚悟はいい?」
「ど、どうする気だ!!」
「ふふ・・・恥ずかしいお仕置きって言ったら、当然、決まってるでしょ」
バレーボールの女が、男の手をねじり上げた。
三十代のエアロビクスが、目を細めた。
「なんのために、女を集めたと思ってるのよ」
彼女は、俺のシャツを、ぐいとつかんだ。もともと緩んでいたボタンが一つ、飛んだ。
「や、やめろよ・・・・」
俺が、乾ききった喉から、かろうじて声を出した。
「“やめろ”っていうことは、これから自分がどんな目に遭うか、分ってるのね」
桜クラブに所属し、小学5年か6年くらいの娘を持つ、30代の茶髪の女が言った。
「言ってごらん!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「言えないなら、すぐ、やるわよ」
「ゆるしてくれ・・・・・・・・・・・・。かんべんしてくれ」
俺は、もはや泣きべそ。
それに反比例して、女たちは楽しそうである。
殴ったり、蹴ったりする集団リンチまがいの“お仕置き”には戸惑いを感じる女たちも、“恥ずかしいお仕置き”なら、 躊躇なく楽しめる、というところなのだろうか。
新体操教室をのぞき見して、きわどい衣装の練習風景を撮影した男に、罰を与え、二度とそういったチカン行為をくり返さないようにする。
それは、すべての女にとって、分かりやすい大義名分であることは間違いないようだった。
誰が言い出すまでもなく、俺は体育館の中央に連れて行かれ、そこで正座。
密閉された空間で、圧倒的な数の暴力の前に屈伏させられた俺は、女たちの命じるままに、土下座。
何度も、何度も、泣きながら額を頭にこすりつけて詫びるが、女たちは許さない。
かえって、哀願する俺の様子に、嗜虐心をくすぐられた女も多数いたらしく、男吊るし上げの空気がますます醸成されてしまう。
別館のプールから来たマダムたちが加わった。
「ちょっと、なにやってるの!?こんなことして、大丈夫なの?」
水着にバスタオル姿のマダムが言った。
「いいのよ。女権委員会に連れて行かれるよりマシなんだから」
「ふふっ・・女の中に、男がひとりね」
別館の温水プールから来た四十歳代の女性が、わざわざそんなことを言って、俺の頭を小突いた。
「もう帰らせて下さい」
またしても、俺は土下座。
涙と汗で、体育館の床が濡れた。
「ちょっと、体育館、濡らさないでよね~」
バレーボールの母親が、俺の肩を叩いた。
「ゆるして下さい」
「だ・か・ら、そうじゃなくって、今から、あなたが、どういう目に遭うのか、答えなさいって言ってんのよ!」
また、別の母親が言った。
彼女はサディスティックな笑みを浮かべながら、自分の小学5年か6年の娘を前に押し出した。
「あんた、うちの子のレオタード姿、撮ったでしょ」
「うわあ!サイテー!!」
水着にタオルを羽織った四十代の女性がわざとらしく横やりを入れた。
「ゆるして下さい・・・・・・。」
「許すとか許さないじゃなくて、どうされるかって聞いてるの」
そう言って、彼女は俺の太ももを、踏みつけた。
「さっき、なんて言ってたっけ!?」
「恥ずかしいお仕置き!!」
と、娘のだれかが叫んだ。
それをきっかけに、女たちがわっと笑う。
「あーあ・・・先に言われちゃった。残念!」
若い母親が言い、周りにいるレオタードの少女たちに号令をかけた。
「みんなで脱がしちゃえ!!!」
女たちの輪がせばめられ、あっという間に、俺は飲まれた。
「やめてくれ!!」
叫んだところでどうなるものでもなく、圧倒的な数の暴力の前に、ねじ伏せられるだけである。
まるでピラニアのように群れで襲いかかる女たちは、競うように、男の着衣を脱がす・・・・というよりも、剥ぎ取ってしまった。
ものの数秒で、俺はパンツまで脱がされて、全裸で床に横たわる。
新体操とエアロビクスの母親たちが協力して、床体操用のマットを準備していた。
俺がイヤイヤをすると、ソフトボールチームがみんなで男の両手足をつかんで、マットの上まで運んだ。
「ここなら痛くないだろ」
女の誰かが言った。
マットの周りには、ものすごい数の、年齢もさまざまな女が見下ろしていた。


「お前なんか、隠す必要ない!!」
桜クラブの母親の一人が宣告し、俺は股間をかばう両手まで、女たちの無数の手で引きはがされてしまう。
若い女性警官が、チタン製の軽い手錠を、桜クラブに手渡した。
「ほ~ら、お手ては、後ろにしましょうねえ」
まるで小さな子供に向かって言うように、桜クラブが俺の手首を手錠で固定した。
「ははは、これで、完璧にさらしものだ」
バレーチームの母親が、中学の娘に語りかけた。
「シンちゃんのお仕置きみたい」
ジャージ姿の女子生徒がのぞき込んだ。
「女の子に悪さをした男は、こういう目に遭うのよ」
「もう許してくれ・・・・・・」
「なに言ってんだよ。まだ始まったばかりだよ」
エアロビクスの主婦が、俺の露出した太ももを、ぎゅーっと踏みつけた。
「こらッ!!脚を閉じるな!!」
「そんなに必死に隠そうとするほどのモノじゃないでしょ」
誰かが言うと、女たち全員が爆笑した。
「ほーらッ、もっと、股をひろげなさい」
「鏡の前で、新体操を、教えてあげるわ」
「あははは♪それ、いい!」
「うふふふふ (^^♪」
「あはははは!いい気味!」
「は、恥ずかしい・・・・・・」
「なに、女の子みたいなこと言ってるのよ!!」
「そうよ!それに、女の子たちが受けた屈辱は、こんなものじゃ済まないわよ」
「あし!閉じないで!!」
「鏡をしっかり見て!!」
「目をつぶるな!!」
「女性の手でお仕置きされる自分の姿を、しっかりと目に焼き付けておきなさい。二度と、チカン行為をしなくても済むようにね」
「女を怒らせると、こういう目にあうのよ!!」
「ちっちゃいオチンチンしちゃって!」
桜クラブの女子大生インストラクターが、両太ももで俺の顔をはさみ、マットに押しつけた。
「ほら!お尻を、もっと、突き出すようにして!!」
彼女は、言いながら、卓球のラケットで尻を叩いた。
「あ、それ、いい!わたしにも貸して」
「じゃあ、順番に、叩いて行こうか」
言うなり、桜クラブのヤンママ風の女が、俺の尻を引っぱたいた。
「わるい男は、お尻ぺんぺんの刑だ!!」
・・・・こうして、体育館が閉館となる夜8時すぎまで、俺は女たちから執拗なイジメを受けたのだった。
桜クラブ主導の“お仕置き”によって、すっぽんぽんに剥かれ、俺は多数の女性が環視する中で、局所をさらけだし、女たちの乱暴な手で、4回も射精させられた。
しかも、それで解放されたわけではなく、俺の身柄は、女子剣道部員・弓道部員たちの手で、女子大の「挌技場」へと移され、そこでもさらにひどいお仕置きを受けたのである。