実践編01からの続きです★
201×年秋。こうして集団リンチプロジェクトが発足しました。
実際のプレイに入る前に、入念な打ち合わせが行われます。
最初に、怪我をしたとしても女性は一切責任を負わない、という確認書にサインをさせられます。
司法書士事務所で事務職員をしているという亜彩実様が用意した本格的な契約書です。
さらに、契約書に署名する姿をビデオでとられます。
(万が一、あとでトラブルになったら、麗弥様はこのビデオをネットで公開すると言っています)
麗弥様によるカウンセリングが行われ、みんなで話し合いながら、「物語」を設定します。
「SMには物語が必要」麗弥様の口癖です。
物語の主人公は、私です。
ようするに、女性たちに対して、どんな罪を犯し、どんな理由で処罰されるのかを決めます。
女性集団は、なにに怒っているかということです。
「チカンのお仕置きじゃ、ありきたりだし」亜彩実様が言います。
「ちかんと言っても、いろいろあるでしょ。それを深く掘り下げるのが、ストーリー」麗弥様が言います。
「女の子にいたずらをしようとしたというのは、どうでしょう」と、私。
「なに?女子校生??」
「いえ、もっと若い……」
「あら、あんた、そういう願望があるの?」
「ありません、ありません。あくまで、ストーリーです」
「小○生の女の子を、塾帰りに襲った悪い男」そう言って、亜彩実様がぎらりと目を光らせます。
「複数の女の子を」と、智秋様。「次々に襲ってレ○プした、悪いやつ!!」
「それ、タダでは済まないわね」
「わたし、レ○プものはいやだなあ」麗弥様の大学時代の友人で、シングルマザーの奈央さんが口をはさみます。
彼女は、聖●●●病院の泌尿器科の看護師長だそうです。
日ごろのストレスを発散するために、思う存分、男をいたぶるために来たと言っています……。
「少女をやっちゃいかんでしょ」
「レ○プ以外では、どんなのがある?」
「女子トイレに潜入して」と、私。
「盗撮するわけ?」
「はい」
「盗撮。それと、オブツ入れをあさって」智秋様が提案します。
「うわ!超ヘンタイ!!」亜彩実様が睨みつけました。
「オブツ入れをあさって、どうするの?」
「中身を食べる!」
「ぎゃーーーーー!!ヘンタイ!!!」
「そ、そんなことしませんよ」
「そういえば、うちの病院で、女子トイレの盗撮騒ぎがあったな~」
「あんたが犯人なんじゃないの?」
「ちがいます、ちがいます」
「何件もやってるわけね」
「勘弁して下さい」
「あら、どうせなら、それくらい超絶変態の方がいいわ。女性たちに思う存分リンチを楽しんでもらうためには、彼女たちの正義感に火をつけられるかが鍵よ」

"物語"が決まると、肝心の女性集めをどうするかです。
麗弥様と、そのお知り合いの何人かが集まれば、とりあえずOK・・・・と、ヌルイことを思っていたのですが。
「何人くらい集まりそう?」麗弥様が言います。
「女性は一切脱がなくていいのよね」と、智秋様。
「CFNMだから、そうね」
「服装なんかも、ふつうの恰好でいいんでしょ」
「むしろ、ふつうの恰好した女性に参加してもらいたいです」
「女王様スタイルじゃない」
「そうです、その方が、本当ぽくていいです」
「集団リンチ以外の、性的サービスは無しだよ」
「それでお願いします」
「女性の年齢とか、容姿は?」
「おまかせします」
「30~40代が多くなってもいい?」奈央さんが言いました。
「大丈夫です」
「看護師と、事務の女の子に声をかけているけど、あんまり若い子は、こういうの理解がなくて無理よ。 病院勤務って、日ごろのストレスがたまっているから、30代以上は意外と乗って来るかもよ」
「お願いします」
「わたしは、ネット掲示板で募集してみようかな」智秋さんが言いました。
「『男に対する日ごろの不満・鬱憤を晴らしたい女性募集。志願者の男を2時間いたぶるだけで、謝礼(5千円程度)差し上げます』とやったら、意外と大勢集まったりしてね」
「ははは、そうかも」
……だんだん不安になって来ました。大丈夫でしょうか。
実践編03へつづく